糸トレの想い
世の中には様々な脳トレが存在していますが、糸トレの最大の特徴は、その多様性にあります。
単に糸かけを楽しむだけに留まらず、幼児・児童の数への興味付けから、発達障害を抱えた方や認知症予防をはじめとした介護・リハビリといった介護福祉分野まで、幅広く活用することが可能です。
何よりも、自由な発想で遊びながら、他の誰かとその楽しみを共有するコミュニケーションツールとして「人と人を繋ぎ、関係性を育むこと」にも活用して頂ける点が大きな特徴です。
今後、教育や介護福祉といった分野で多くの方に知られ取り入れられる脳トレの一つになることでしょう。
糸かけをもっと手軽に
「糸かけ」とは、板に打ち込んだ釘(ピン)に糸をかけて模様を作っていく、最近注目のアートです。
DIYが流行り、糸かけを気軽に楽しもうというのがブームになっています。
糸のかけ方も自由ですし、形や文字などなんでも好きなように出来るので、本当に気軽に、そしてお手軽に楽しめると思います。
ただ、「釘打ちが面倒くさい」「危ない」「準備が大変」といった声も多数あり、それがクリアされたら「どんな年齢でも楽しめる脳トレアートになる」ことを確信して開発プロジェクトが立ち上がりました。
身近にあるもので楽しむ
特別なものを使わなくても、100円ショップに行けば揃うもので。
そんなコンセプトだからこそ、「輪ゴム」「プッシュピン」「手芸糸」「板」という100円ショップで手に入るお手軽なものからスタート。
つまむ、引っかけるといった指先を使う作業は、塗り絵や折り紙にも匹敵するレクリエーションとなり、さらに図形や数、一筆書きといった脳トレを加えて様々な難易度をご用意することで楽しさがアップしました!
心の癒しにもなるんです
心理学者のユングは心の安定のために曼荼羅を治療に用いました。
色や図形、数の概念に基づいて作る糸かけは、出来上がりが曼荼羅模様になることが多く、知らず知らずのうちに気持ちが和らぎ、自分自身と向き合うきっかけを作ってくれます。
ひとつの事に集中することで、こんがらがってしまった頭も自然と整い、自律神経が安定します。
誰でもできるからこそ知って欲しい
地域の集いや高齢者施設などのレクリエーションがマンネリ化しているという声は、開発メンバーの有識者達から次々にあがりました。
「何かに取り組む前のほんの5分」。こんな手軽さがあったら、取り組んでみたくなりませんか?
しかも小さい頃から「糸トレ」を知っていれば、その子ども達が年を取った時、
「糸トレでもやるか…」「昔こんな遊びをやったなぁ」
と昔を懐かしんで取り組むことで、認知症の予防や改善にも役立つはずです。
老若男女問わず、誰でもできるからこそ糸トレを知ってもらいたいと思います。
また、モノづくりが得意で物足りなさを感じた方でも、
糸トレの先には無限に拡がる糸かけアートの世界へと扉が繋がっています。
更なるステップアップの楽しみもありますので、
満足していただける趣味のご提案にもつながります。